中国には、北京語で「豆」(タチオ)と呼ぶ食べ物があり、色は黒く味はピンからキリまであって、塩気が効いていて乾いたものやらべっとりと湿ったものもあり、匂いはみそ風ながら、アンモニヤ臭のあるものないもの千差万別です。
これが寺町納豆・塩辛納豆・唐納豆に一番近い食べ物です。
そうして、「」(シ)は納豆のことなのです。平安時代は「くき」と呼んで副食物としてよりもむしろ調味料として愛用されたともいわれてます。
その他、アジア諸国には大豆を加工した、さまざまな食べ物がありますが、ネパールの「キネマ」やインドの「バーリュ」などが味香りも糸曳納豆に近いのではないでしょうか。