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第11回 全国納豆鑑評会(2006年2月17日)
受賞者インタビュー

最優秀賞(農林水産大臣賞)『えだ豆納豆』
株式会社中田園 / 代表取締役 中田 晴彦さん

中田 晴彦さん

農林水産大臣賞は初の受賞で、とてもうれしいです。この納豆は十勝の「大袖の舞」という大豆を使用しています。大袖の舞という大豆は枝豆にすると、とても皮が薄く、柔らかくておいしいと定評があり、今回の受賞納豆はその大豆を完熟させ、乾燥したものを使用しているのです。

十勝は寒暖の差が激しい土地柄です。大豆は昼間の暖かさの中で成長し、夜冷え込んでギュッとしまります。この繰り返しによって成長すると、甘みやうまみが凝縮された風味豊かな大豆へと成長するといわれています。そういった特徴的な十勝の大豆が評価されて、とてもうれしく思います。

えだ豆納豆

原料以外にこだわった点は、熟成です。この納豆は「雪温熟成」といって、発酵を終えてから低温で2〜3日熟成させます。この熟成によって納豆らしい香りを醸し、大豆本来の風味を引き出しているのです。冷蔵庫で22日間置いても風味をそのままに維持できるのは、この弊社独自の熟成方法があるからこそなのです。

これからも原料や製法にこだわった納豆をつくり続けてゆきたいと思っています。ありがとうございました。