脂質をエネルギー化させるのに必要な水溶性ビタミンとして知られますが、ほかにも細胞の再生を促して、健康な皮膚や髪、爪などを作る効果があります。ビタミンB2は大豆に豊富に含まれていますが、納豆の場合には納豆菌によって作り出されることから、大豆以上に多くなっています。ビタミンB2は体内にためておくことができず、食事で摂ったものも1日ほどで失われるため、毎日摂ることが必要です。
脂肪が分解されてエネルギーとなるときに働く酵素の補酵素となるのがビタミンB2で、不足すると余分となった脂肪は脂肪酸として脂肪細胞にたまっていきます。脂肪はエネルギー量が高く、1g当たり約9kcal(キロカロリー)と、糖質、たんぱく質の約4kcalの2倍以上となっています。また、糖質が体脂肪に変化するときにはエネルギーロスは20〜23%ですが、脂肪が体脂肪に変化するときには似たようなものに変わるために2〜3%のエネルギーロスでしかありません。それだけに脂肪のエネルギー代謝を促進することはダイエットには欠かせないことです。
細胞の再生を促すビタミンで、炎症を抑えるとともに粘膜を正常に保つ作用があります。多く含まれるのは動物性食品ですが、これには脂肪が多く、アレルギーを起こす場合もあります。その点、納豆は植物性食品で、消化・吸収されやすいので効果的に摂取することができます。