
納豆を愛する皆さま!こんにちは!
オシャレな街を散歩しているだけで自分もオシャレになった気持ちになっちゃう…納豆大好きライターの坂田ねばるです!
全国各地に伝わる、納豆の伝統的な食べ方、独創的な新しい食べ方など、様々な納豆食文化を紹介する『ニッポンおいしい納豆地図』、今回は東京都文京区根津にきております。
何やら、この辺にオシャレでお腹いっぱいになれる…そんな納豆キムチーズアヒージョがあると聞いてやってきました!
この辺りは最近、人気の谷根千(谷中・根津・千駄木)と呼ばれていて、おすすめ散歩コースとして注目されています。それぞれに街の個性が光る下町を眺めながら散歩…最高ですね。まずはご飯を食べる前にお散歩してお腹を減らしておきましょう!

日暮里駅と千駄木駅の間に位置する谷中銀座商店街。
下町情緒あふれる谷根千エリアの中心にある商店街は、全長170mほどの通りに約60店舗のお店が立ち並んでいます。
ダメだ…ついつい納豆アヒージョを食べる前に買い食いして食べ歩きしたくなっちゃう〜コロッケとかジェラートとか…なんだこれは…うっわホタテ串!た、た、たまらんー!いやいや、空腹こそが最高のスパイス…ねばるは欲望に負けずに散歩を続けます…!!



根津神社。
お散歩中に神社に寄ると、なんだか気持ちが落ち着きますよね。

根津駅から徒歩5分の位置に東京大学がある。
こんなオシャレな街に果たして納豆グルメはあるのか?そんな風に思っていると…ぬぬぬ?ありました!こちら!
『あひーじょバル&ごはん山ぶどう』さん!

ここにはなんと納豆のアヒージョがあるとか!
アヒージョ…アヒージョ…。
食べたことあるような…ないような。
なんかオシャレな…鉄板にオ、オリーブオイルの…やつってことしか知らないかも…。ぬぬぬ。だからこそ楽しみだぁぁあ!!!


ロックな感じの店内はご主人の趣味とのこと。カッコいい。
早速、納豆キムチーズアヒージョを作っているところを見せて貰いました!
丸い鉄板に、まずはスライスしたニンニク一欠片。別にすりニンニク小さじ1、鷹の爪ひとつまみ(3、4本程度)、そして塩。基本味のベースは塩。これがアヒージョのベーシックな味。
そこに納豆を1パック豪快にドーン!
キムチもたっぷり納豆と同量ドーン!!
そこに、オリーブオイルをしっかり具が浸かるぐらい入れる。
鉄板をコンロにかけ、具材をまぜまぜ。
そこに!山ぶどうさんの極秘の調味料を入れる!これが他のアヒージョとの美味しさの違いなんです!ここだけお写真もNGなほどのこだわり!ねばる気になる〜!!
オリーブオイルが煮立ってきたら、生卵を真ん中に丁寧に…おぉ…卵がここに入ったら最強だ…。
更に納豆キムチーズなんだから、チーズもたっぷり!こりゃうまいよそりゃ!
そして、全体を蒸らすために鉄の蓋をします。アヒージョって蒸らすんだ〜。
蒸らして…蒸らして…オーーープン!!
完成!納豆キムチーズアヒージョ!!オシャレなのにボリュームたっぷりで何よりで美味しそう〜!!
早速いただきます!!



今回はランチセットにして貰いました!
見てくださいこのサラダ…たっぷり山盛りすごくないですか??
新鮮だぁ…これだけでお腹いっぱいになりそう…マカロニやハムまでついてて最高…、優しいスープも温まるぞー!ヘルシー!
ご飯は五穀米。
もち米を混ぜているのでもっちもち…これがアヒージョに合うんだそうです。
量もこれまた多い!
これは近くに東大があるので、お腹いっぱいになってほしいという願いからだそう!最高!
そう!
これこそが求めていた【オシャレに納豆でお腹いっぱいになりたい!!】だぁぁぁ!!
よし…頂きまぁぁぁす!!!
いきなりアヒージョ食べちゃう!
ぱくっ!
おお、、これは、、オリーブオイルと納豆ってこんなに合うんだ!
全然、油っこくなくて、納豆やキムチとニンニクや唐辛子の旨味が混ざって…コクがあってうま〜い!!!
チーズがとろ〜りヨーロピアンなのも幸せ…。
よし五穀米の上にらいどーーーん!乗っけちゃう!
オリーブオイルも垂らして…パクッ!!
うっっっまいです!!
なんだこれ??
普通の納豆キムチよりコクが凄くて、オリーブオイルのサラサラ感と五穀米のもっちり感が相まってお口の中がカーニバル!!
店主さんによるとアヒージョは具材から出る出汁で味が変わる料理…。海老のアヒージョと牡蠣のアヒージョでも、全然味が違うし、秋刀魚のぶつ切りアヒージョだとハラワタから旨味が出て美味しいんだとか!
なるほど〜キムチと納豆の旨味がアヒージョにたくさん出てるから他では味わえない融合した美味しさなんだ!!
納豆もアヒージョもどちらも相手を目立たせようとしている感じでぶつかってなくて最高!!
ダメだ…五穀米がどんどんスルスル入ってくる!
あんなにあったご飯がすぐ無くなっちゃいました!!
お、おかわりしたくなっちゃう学生さんがいるのも納得!!
お腹いっぱいになって…ねばるは思いました。この美味しいキムチーズ納豆アヒージョはどうやって誕生したのか?
そもそもアヒージョ専門店を始めたきっかけは?
それをずばり!店主さんにお聞きしました!
店主さん「実は元々、浅草でイタリアンをしていたんです」
ねばる「だからアヒージョなんですねぇ」
店主さん「あ、アヒージョはスペイン料理なんです。それも本当の本当にはまた違うというか」
ねばる「え?そうなんですね」
店主「そもそもアヒージョって、ウチみたいにご飯と食べると言うより、もう少し小さなアヒージョとバケットでお酒のアテみたいに食べるモノなので色々本来のアヒージョとは違うんです」
なるほど…アヒージョの中でも少し違うんだ…。
実は浅草のイタリアンのお店を閉じる事になり、それから…旦那様の体調不良やリーマンショックなどが重なり、御夫婦は大変苦労されたんだそうです。
色々なお店に雇われながら働いていたけれど…やっぱり自分達の店をやりたい…でもどうしようかと困っていたその時!店主さんにある日ビビビ!と天啓が降りてきたんだそうです!
ねばる「ビビビ!と降りて天啓というのがアヒージョ専門性をやろう!って事なんですね!」
店主さん「そうなんです!パソコン開いてパワーポイントで資料を作って、銀行の方にプレゼンをしにいったんです!」
す、凄い情熱だ…。
店主さんはまだアヒージョ自体がそもそもそんなに知られてないからこそ、第一人者になるぞと天啓を受けて、このアヒージョ専門店を作ることになりました。
でもオープンの時にはまだ、納豆アヒージョはなかったんだそうです。
そうやって生まれたアヒージョ専門店。
しかしオープン時にはまだ、納豆アヒージョはなかったとか。
店主「旦那さんの実家がお寿司屋さんなので、海鮮の目利きが出来た事もアヒージョ専門店としての強みだったんです」
ねばる「なるほど!お寿司の様に、イカやタコを入れてーとかネタを選べるのは楽しいですね」
アヒージョ専門店として繁盛して来た、ある時。
店主さん「グルテンフリーでパンが食べられないお客様がいらっしゃったんです。カレーやステーキ丼があるから、五穀米は扱っていたので、お米でアヒージョ食べてみます?と言うことになって」
ねばる「本来はパンで食べる所を五穀米で食べてみたんですね」
店主さん「そうなんです。お醤油少し垂らして。そしたら美味しい〜って言ってくれて。なので、私達も賄いで食べてみたら…これが美味しい!お米とアヒージョ合うね!ってなったんです」
なるほど…お客様の事情から、アヒージョと五穀米という組み合わせが生まれたんだ…。
納豆アヒージョもこの頃に賄いでは食べていたんだとか。しかし納豆が嫌いなスタッフがいて「においが気になるお客様もいるかもしれないよね」ということでずっと裏メニューとしてあるだけで、正規メニューにはなってなかったんだそう。
ちゃんとメニューになったのは、コロナ禍にウーバーイーツを始めた時。
ご飯にアヒージョをかけちゃうアヒージョ丼が生まれ、テイクアウトなら、においも関係ないよねと言うことで納豆アヒージョ丼がメニューとして確立されていったんだそうです。
それがヒットして、コロナ禍も落ち着き正式にお店のメニューに組み込まれたんだそう。
ねばる「なるほど〜。アヒージョ専門店も、お米と食べるのも、納豆キムチーズアヒージョも、その時代時代の苦労や工夫から生まれたんですねぇ」
店主さん「私達はお客様にアヒージョで美味しくお腹いっぱいになって欲しいって想いでやって来たら、気がついたら納豆キムチーズアヒージョが大人気になってたんです」

この納豆キムチーズアヒージョは様々な苦難を乗り越え、アヒージョ専門店をやろうと立ち上がった御夫婦の優しさが作り出したご飯でした。
非日常的なオシャレなご飯を作ろう…とかじゃなくて、とても日常の中から生まれたご飯は東大生の青春を支え、そして東京を散歩する人々に愛されていたのでしたー。
これを読んでいる皆様も沢山勉強して、沢山散歩して納豆アヒージョをガツガツ食べて元気いっぱい明日も頑張りましょー!