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  3. 岩手県一関市川崎町「炒め納豆」

川崎名物炒め納豆

皆さん納豆食べてますか?納豆大好きライターの坂田ねばるです!
全国各地に伝わる、納豆の伝統的な食べ方、独創的な新しい食べ方など、様々な納豆食文化を紹介する『ニッポンおいしい納豆地図』。
今回は盛岡市から電車で約1時間、岩手県最南端に位置する一関市川崎町に伝わる郷土食「炒め納豆」を紹介したいと思います!

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JR大船渡線 陸中門崎駅で降り、一関商工会議所川崎支所へ。
今回取材に協力してくれるのは一関商工会議所青年部川崎支部長の伊藤康太さん。
早速、伊藤さんに川崎町の郷土食「炒め納豆」について伺いました。

  • 野菜炒めと納豆の奇跡の出会い!

「まずは「炒め納豆」がどんな料理なのか教えて下さい」
「食べやすく千切りにした人参、玉ねぎ、ピーマンなどの野菜と豚肉をフライパンで炒め、醤油と酒で味付けし、冷ましてから納豆を混ぜるだけの簡単な一品です」
一言で言えば野菜炒めに納豆を混ぜあわせた料理だそうです!

●野菜炒めと納豆の奇跡の出会い!それが川崎名物炒め納豆!

という事で、早速食べてみる・・・
「うまい!しかもメッチャご飯と合う!」
野菜の旨味と納豆の旨味、ネバネバ感が絶妙で、少し濃い目の味付けはご飯との相性抜群!何杯でもいけるとはこの事です! 誰でも簡単に作れて、栄養バランスも良い。ご家庭で試す価値有りです!

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●保育所の給食メニューとして生まれた「炒め納豆」

では、炒め納豆はどのように生まれ、どのように広まっていったのか・・・
その理由を伊藤さんに聞いてみました。
「炒め納豆は子供達が苦手な野菜を美味しく食べられるように、昭和40年頃から川崎村内の保育所で給食メニューとして提供されたのが始まりです」
子供が野菜を美味しく食べられるように納豆をトッピング・・・納豆食文化が根付いている岩手県ならではの発想ですね!
その後、瞬く間に子供達の人気メニューになった「炒め納豆」を母親達が家庭でも作るようになり、川崎町全体に広まっていったそうです。今ではその美味しさと手軽さで川崎町の主婦たちの定番料理として重宝されています!

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●さらなる進化を遂げる「炒め納豆」!「炒め納豆もち春巻き」へ!

「川崎名物炒め納豆を町おこしに利用できないかと今、色々頑張ってるんです」と、伊藤さん。聞くと、川崎名物「炒め納豆」と一関市の特産品の「餅」をコラボさせた新メニューをいわゆるご当地B級グルメとして全国にPR中なんだとか・・・
その新メニューというのがこちら!「炒め納豆もち春巻き」!

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炒め納豆もち春巻き???一体どんな味なんだろう・・・一口食べてみる・・・
「パリッ・・・おぉ、これは新しい!」
外はパリッ、中はモチモチの食感に、炒め納豆のコクのある味がベストマッチ!見た目以上に深みのある味わいに驚きました!片手でサクサク食べれるのも手軽で嬉しいです。

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納豆マップキャラクター ねばるくん

ちなみにこの炒め納豆餅春巻きは「全国ご当地もちサミット2014in一関」で準グランプリを獲得!その味は折り紙付き! 今後も進化を続ける「川崎名物炒め納豆」に注目です!