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納豆を愛する皆さん!こんにちは!
軽く塩を振った納豆を爪楊枝で一粒一粒食べる事にハマっている納豆ライター坂田ねばるです!
日本全国に伝わる美味しい納豆食文化を紹介する『ニッポンおいしい納豆地図』!
今回は東京です!

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東京といえば、多種多様な食文化が独自に進化する今や世界一のグルメな都市。「ミシュランガイド東京2015」では226店のレストランが星を獲得し2位のパリ94店を抑え星獲得都市ランキングダントツの世界1位なんです!グルメ都市の代表格であるパリにダブルスコアで圧勝…東京恐るべし!
…ていうかパリ少なっ。

p>そんな「世界一グルメな都市」東京にはどんな納豆食文化が存在するのか…早速、調べてみる事に!すると、少し調べただけでも気になる情報が出るわ出るわ。定番から奇想天外なものまで納豆はあらゆる料理に取り入れられていました。さすが納豆!どんな料理にもマッチするという事ですね!

少し脱線しますがパリの納豆料理についても調べてみました。
フランス人は納豆パスタや納豆カナッペとして食べているみたいです…いちいちお洒落ですねー。しかし、納豆料理のバリエーションの豊富さは東京の足元にも及びません!ここでも東京の圧勝!やはり東京恐るべし!

●東京下町で見つけた大衆食文化と納豆のコラボ

という事で今回は東京下町の食文化「もんじゃ焼き」と「納豆」がコラボした「納豆もんじゃ」をご紹介します!
「納豆もんじゃ」を求めてやってきたのは中央区月島!

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おそらく東京に住んでない人も月島という地名は聞いた事があるのではないでしょうか。そうです!東京名物もんじゃ焼の聖地です!

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月島駅から少し歩くと「もんじゃストリート」と呼ばれるもんじゃ屋さんがズラリと並ぶ商店街があり、そこには約75店舗ものお店がひしめき合っています。見渡す限りのもんじゃ屋さん。下町風情たっぷりで歩くだけでも楽しめます!この日も修学旅行生や観光客で賑わっていました。

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そしてこちらが「もんじゃストリート」の一角に店を構える創業39年の老舗「錦 月島本店」さん!今回のお目当「納豆もんじゃ」発祥のお店です!

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店内に入ると、壁一面に所狭しと有名人のサインが!浅田真央さんもよく食べに来るのだとか!最近では海外のガイドブックに載った事もあり外国人観光客も多く訪れるそうです!
そんなもんじゃの名店「錦 月島本店」を女手ひとつで切り盛りする人情味溢れる素敵な女将さんに「納豆もんじゃ」誕生についてお話を伺いました!

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ねばる「なぜ、納豆もんじゃを作ろうと思ったんですか?」

女将「店を始めた頃はこの辺りにもんじゃ屋さんは3軒しかなかったんですがだんだん増えていって、他の店との違いを作らなくてはならなくなりよそではやっていないオリジナルもんじゃを作ろうという事になったんです。」

ねばる「それで納豆に目を付けたんですね」

女将「はい。毎日食べているようなものをもんじゃに合わせたいと思ったんです。
私自身納豆が好きでよく食べていたし、あの香りと粘りはもんじゃと相性がぴったりじゃないかと。それと体にも良いですしね。」

もんじゃ激戦区の月島で生き残るために考案された「納豆もんじゃ」その完成までの道のりは苦労の連続だったと言います。

女将「お客様にお出しする以上中途半端なものは出せません。
納得のいく味になるまで試行錯誤を重ねました。」

納豆の旨みを最大限に引き出す最高の「納豆もんじゃ」の完成を目指し通常営業が終わってから毎晩、納豆もんじゃの試作品を作りソースの濃さ、ネギの入れるタイミングなど細かく研究したとの事。

女将「美味しいもんじゃは小麦粉と水と具材を混ぜるだけでは出来ません。
精一杯の工夫を凝らして初めてお客様にお出しできるのです。」

女将さんの「もんじゃ」へのこだわり。愛を感じる一言でした。

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そして!こちらが女将さんの愛情が詰まった「元祖納豆もんじゃ」キャベツ、揚げ玉、イカ、そして納豆がドドン!すっごい迫力!
すでに納豆の良い香りが漂ってきます。早速女将さんに作っていただきました!

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❶まずは、生地以外の具を熱々の鉄板で一気に炒めます。
❷キャベツがしんなりした所でドーナツ状の土手をつくります。その後、中央に生地を流し込み、
❸ソースで味を調整し、生地が煮立ったら、土手を崩し生地と具を混ぜ合わせ、
❹最後にネギ、青海苔を加えて完成です。
納豆もんじゃの芳ばしい香りが鼻を突き抜け食欲を刺激します!
それでは、納豆もんじゃ頂きます!

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んじゃはお箸を使わずに"はがし"と呼ばれる小さなヘラで食べるのですがこれがまた良い!東京下町を感じさせてくれます!
「ん〜美味い!!」
納豆の旨みと粘り、キャベツの甘み、ネギの風味が特製の生地と絶妙にマッチ。 想像を超える美味しさです!

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そして、食べ進めていく内に私はある事に気がつきました。
「どんどん味が変化してる!」
皆さん知ってます?もんじゃ焼きって時間と共にどんどん味が濃厚になるんですよ!
もう、手が止まりません!あっという間に完食です(笑)
女将さんが試行錯誤を重ねて完成させた「納豆もんじゃ」堪能させて頂きました!写真

●もんじゃ焼きの起源は千利休の茶会!?
 納豆ともんじゃの不思議な縁

そもそも「もんじゃ焼き」ってどんな食べ物なんでしょうか?調べてみると意外な事実が判明しました。
「もんじゃ焼き」の歴史は古く、その起源は千利休が茶会で作らせた「麩の焼き」(小麦粉を水で溶き、薄く焼いたものに味噌や砂糖を塗って巻いた茶菓子)と言われています。その後、江戸末期に味噌の代わりに餡を巻いた「助惣焼(すけそうやき)」が生まれ、明治に入って東京下町で現在の「もんじゃ焼き」の形になったそうです。※諸説あり

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ん!?千利休の茶会に出ていた!?
実は納豆も納豆汁として千利休の茶会に出されていたという記録があります。
つまり、戦国時代にすでに「納豆」と「もんじゃ」は出会っていた…
それが時を超えて「納豆もんじゃ」として現代で再開…まさに運命!
「納豆」と「もんじゃ」は出会うべくして出会ったのではないでしょうか!
「納豆もんじゃ」にはこんな歴史ロマンが詰まっていたとは!


納豆マップキャラクター

皆さんも東京を訪れた際には東京下町の風情、
そして歴史ロマンを感じながら
「納豆もんじゃ」を堪能してみてはいかがでしょうか!
是非お試し下しさい!