鎌倉大仏のふところに抱かれた、樹々にざわめく御輿ヶ嶽の麓で、隠れた陶房を営む『かまくら紅珠堂』。堂主のこだわり続けた「手抉り(たくじり)」という技法は、電動ロクロの遠心力に頼らず、土のかたまりを丸め、真中をくぼませて丁寧に時間をかけ、ゆっくりと立上げてつくります。
そのため、茶わんの口縁が真の円にならないのが特徴で、温もりと優しさを宿し、まるで茶わんにいのちが吹き込まれたかのようになります。今回和田アキ子さんの歌手生活40周年を記念し、和田さんの手のひらサイズに合わせた納豆茶わんを特別に制作してもらいました。
『かまくら紅珠堂』
堂主:諸橋
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷1-13-14
TEL/FAX 0467-22-2111
大正初期より江戸職人の手によって伝えられてきた江戸木箸は、厳選された銘木(黒檀、紫檀、鉄木等)を素材として、木そのものの良さを生かし、使いやすさを求めて手仕上げされた箸です。その技をいまに受け継ぐのが東京曳舟の「大黒屋」です。
創業者の竹田勝彦さんは大の納豆好き。その竹田さんが6年ほど前に用途別の箸として納豆箸を考案。納豆箸は力を入れて納豆を混ぜられるように「喰い先」と呼ばれる箸先を丸く太く仕上げています。今回は特別に黒檀を使い和田アキ子さんが最も使いやすいように削り上げて頂きました。
江戸木箸『大黒屋』
代表取締役:竹田勝彦
〒131-0032 東京等墨田区東向島2-3-6
TEL 03-3611-0163
FAX 03-3611-0180
http://www.edokibashi.com