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納豆連が納豆をロンドンに届けてきました。

2012年の夏、ロンドンオリンピックが開催されました。
アスリートの皆様にも是非、納豆を食べていただき、粘って、粘ってメダルをゲットしていただきたいものです。

なでしこジャパンで納豆好きを公言する丸山桂里奈選手は、「納豆クイーン表彰式」の時に「私が元気にモリモリ頑張るための秘密兵器は、実は納豆です。納豆をロンドンにも持って行きます」と、メッセージを送ってくれました。納豆パワーできっと素晴らしい活躍ぶりをみせてくれることでしょう。

さて、現地で頑張っているのは選手たちだけではありません。日本へ選手達の活躍のニュースを伝えてくれる報道関係者の皆様も何かとご苦労が多いはず。是非とも納豆を食べて元気にお仕事をしていただきたいものです。
そこで、全国納豆協同組合連合会は現地で奔走している報道関係者の皆様に納豆を差し入れにいくことを決定しました。

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お渡しする場所は、ロンドンから西へ約250qに位置するカーディフ。7月31日、なでしこジャパンが南アフリカ戦に挑むミレニアムスタジアムがある都市です。
7月29日。納豆を調達しにロンドンのジャパンセンターにやってきました。こちらは日本の食材や惣菜を取り扱うスーパーマーケット。オリンピックで賑わうロンドンのピカデリー・サーカスにあります。

日本から直送される納豆は冷凍の状態で販売されています。

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こちらが納豆売場。納豆は1パック=45gの4個入り。小粒、ひきわり納豆が、アイスクリームのように冷凍庫に並んでおりました。自然解凍すれば美味しくいただけるのです。

ジャパンセンターの方に現地の納豆事情を伺ったところ、「納豆はコンスタントに売れていて、週に10ケース(120パック)輸入しないと品切れてしまいます。以前はイギリス在住の日本人客がメインでしたが、最近はヘルシー食品として英国人も購入していきますよ」ということでした。

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惣菜売り場をのぞいてみると、イギリスで大人気の寿司コーナーの中に「納豆巻き」を発見。「Hosomaki Natto」はひきわり納豆と海苔を酢飯で巻いて、外側にゴマをはりつけたスタイルで販売されていました。こちらも人気メニューだそうです。

納豆は国民食からグローバル食になりつつあることを実感しました。
世界に納豆食がはばたいています。

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ジャパンセンターで4ケースの納豆をゲットした後、地下鉄で長距離列車のターミナル駅、パディントン駅へ移動。
芝居やミュージカルの劇場が集まるピカデリー・サーカスの街中を約9sもの納豆を日の丸つけて運んだのは、日本人初かもしれません。

パディントン駅に到着!!!
駅の構内で回転寿司を発見しました。出発時刻まで少し時間があったので納豆巻きがあるかチェックしてみました。スタッフの方によるとロンドンでの人気ネタはサーモンとマグロ、アボガドだそうです。

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納豆はありませんでした。残念。。。。そこで、納豆の美味しさや魅力を力説し、是非メニューに納豆巻きを!!!!とお頼みしてきました。

長距離列車「ファースト・グレート・ウエスタン」に乗ってカーディフへ。

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のどかな田園、絵本の世界のような家々、歴史を感じる街並みなど、車窓から景色を楽しみながら列車は進み、約2時間10分でカーディフ・セントラル駅に到着!!!

ウェールズ地方の首都、カーディフは産業革命以降の19世紀に石炭の輸出港として繁栄し、その後も工業地として発展してきた都市です。近代都市と発展を続ける一方で、カーディフ城をはじめとする歴史的な建造物が大切に保存され、街並みがとても美しい。

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この地に納豆は初上陸なのでは?!と思い、カーディフ・セントラル駅で納豆の記念撮影をしました。

駅前でタクシーに乗ると、日の丸を目にした運転手さんが「来週、日本へ観光に行く」と話しかけてきました。「日本の食べ物でお薦めは?」と聞かれたので、「NATTO」と即答。
伝統食で健康にいいことなど、納豆の魅力を話しているうちにホテルに到着してしまいました。

こちらが、なでしこジャパンが金メダルに挑むミレニアム・スタジアム!

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元々はラグビーのウェールズ代表のホームグランドで、国際試合やコンサートにも利用される7万2500人収容のスタジアムだそうです。
訪れた時、なでしこジャパンの皆様は練習場でトレーニング中。選手の皆様、ネバーギブアップの精神で頑張ってください!!なでしこジャパンのネバリに期待します! とエールを送ってきました。

街のシンボル、カーディフ城も訪れました。

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こちらは、基礎が1世紀半ばのローマ時代に築かれ、建物は19世紀に再建されたという由緒あるお城。重厚な城門や12角形の要塞ノーマン・キープなど、見どころの多いスポットでした。

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ネオクラッシック様式の優雅な外観をもつシティホール。建物の横に五輪が輝く、オリンピック開催期間ならではの貴重なショットです。

7月30日12時、マルドロンホテルのロビーにて、なでしこジャパン担当の報道関係者に納豆をお届けしました。
お渡ししたのは、なでしこジャパンの情報を日本の皆様に提供するため、ロンドン、カーディフと取材で駆け回っていらっしゃる方々です。皆様、納豆色のようになるまで日焼けするほど取材先で頑張っていらっしゃる様子。

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「全国納豆協同組合連合会から納豆4ケースをお届けに参りました。納豆にはポリアミンをはじめ、ビタミン類などなど栄養素が豊富。疲労回復効果も高いのです。是非、納豆を食べてお仕事、頑張ってください!」と手渡しすると・・・。
「とても嬉しいです。なでしこを追いかけて今日でイギリス滞在12日目。仕事上はそんなに大変な思いはしていませんが、食事が…。ロンドンでは日本食がとれました。でも、納豆は食べられませんでした。カーディフには日本食屋も少ないですし、納豆を久々に食べられるとは本当にありがたいです。日本人のマスコミの方々へも配り、美味しくいただきます。そして、粘り強く取材を頑張ります!」ととても喜んでいただけました。

こうして無事に、皆様に納豆をお届けすることができました。
納豆連が納豆をカーディフで現地の報道陣にお届けしたことは、日本の一部紙面でも紹介されました。

任務を終え、再びロンドンへ移動。帰国までの間、オリンピックで盛り上がるロンドンの街中を観光しました。
パディントン駅構内にディスプレイされていたロンドンオリンピックのマスコットキャラクター、マンデビリー。記念撮影をしている方がたくさんいました。

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ハイド・パークはロンドン西部に位置する当地最大の王立公園。今回のオリンピックでは広大な敷地と池を利用してトライアスロンの競技と水泳の10kmマラソン(遠泳)が行われます。

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園内にはピーターパンの像がありました!!

ナショナルギャラリー。西洋絵画のコレクションとしては、世界最高ランクの評価を受けている美術館。建造物前のトラファルガー広場ではオリンピック記念の時計が設置されていました。

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イギリス料理も紹介しておきましょう。

イングリッシュ・ブレックファースト。ビーンズ、目玉焼き、トースト、ベーコン、ソーセージとボリューム満点の朝食はイギリスを代表する名物。

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大豆をトマト味で煮たビーンズはトーストにのせて食べる人もいて、日本人的には朝食に納豆という感覚かもしれません。滞在中は毎朝、このメニューでした。

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フィッシュ&チップはパブの定番メニュー。白身魚のフライはサクサクとした衣がとても美味。モルトビネガーをかけていただくのかイギリス風。フライドポテトもどっさりついてくるので一皿でお腹いっぱいになります。!リーズナブルで大満足の一品です!!

以上で納豆お届けレポートはおしまいです。
お忙しい取材の合間に快く納豆を受け取っていただいた日本の報道陣の方々、本当にありがとうございました。皆様のご活躍を期待しております。納豆パワーで頑張れニッポン!!、と選手にも、現地の報道陣にもエールを送ります。