薬味の効果

海苔

海苔

 不老長生に効果の高い栄養成分の宝庫といってよいでしょう。

 平安時代には海苔は、「神仙菜」と呼ばれていました。神仙は仙人のことですから、海苔を食べると、仙人のように不老長寿になれるというような見方があったのかもしれません。

 体の酸化を防ぎ、長寿には欠かせないカロチンがホウレンソウの約五倍、同じくビタミンAは四倍強、若返りのビタミンEはほぼ二倍、その他にも、頭の回転をよくするビタミンB1、体内脂肪の解消に役立つビタミンB2、脳細胞の働きを助けるナイアシン、病気に対する抵抗力を強化するビタミンC、骨を丈夫にするカルシウム、さらに、タンパク質に加えて、鉄分、亜鉛、センイ質と、実に多彩な成分が含まれています。

 まさに、海苔は実力派の薬味であり、もみ海苔にして、大いに活用したいものです。